セメントパテを外壁の穴に塗ってから塗装(部分補修する)
外壁に穴が空いているところが何箇所かある時は、穴を埋めてから塗装します。
穴が空く理由は、その外壁が弱くて、雨風にさらされて、部分的に小さい箇所が腐食して、その部分だけ穴が空くのです。
部分的に小さい穴が空いているだけなので、外壁を張り替えるコストを抑えるために、穴を埋める補修をします。
◆外壁に小さな穴がいくつも空いてたので、穴にセメントパテを塗っています。
濃い灰色の箇所がセメントパテを塗ったところです。
◆外壁と外壁のつなぎ目だけが腐食しているので、そこだけにセメントパテを塗っています。
◆塗ったセメントパテの余分な部分を、タオルで拭い取ります。
北西側の外壁は、まれに、こういうふうに小さい穴がいくつも開くことがあります。
特に、新潟の海に近い地域の家は、西北側からの風が強いですし、砂まじりの風が吹くことも多いので、こうなっている家をたまに見ます。
穴が浅いうちなら、穴の部分にセメントパテなどを埋め込んで、外壁塗装をします。
そうすれば外壁を張り替えなくても済みます。
ですが、穴が深かったり、穴が広がっていたりする場合は、外壁を張り替える必要があります。
◆セメントパテを塗ると、塗ったセメントパテは盛り上がっているので、タオルで拭き取るのですが、どうしても均一な平らにならないので、塗った箇所だけが少し盛り上がります。
ですので、近くで見ると、厳密には、外壁の凹凸の模様が変わります。
ですが、その上に塗装すれば、模様が変わったのは、ほとんど気にならなくなります。
外壁の厳密な模様の均一さを求める場合は、外壁板を張り替える必要があります。ですが私なら、パテ補修で済むなら、張り替えないで、パテ補修にします。
◆外壁についた細い傷なら、パテを打たないで、塗装するだけで、傷はほとんどわからなくなります。
◆穴がもっと浅くて小さいならば、パテではなく、変性シリコンを打つ(塗りこむ)ことも多いです。
変性シリコンはコーキングの一種で、変性シリコンを打った上に塗装ができますし、手軽に補修できます。
◆それから、まれに、外壁が不良品の場合で、こういうふうにいくつも穴が空くことがあります。
不良品の外壁サイディング板は、表面が弱く、傷みやすいので、こういうふうに、小さい穴がいくつも空くことがあります。腐食もしやすいです。
不良品のサイディングの場合は、補修して外壁塗装しても、またすぐに穴が空いてしまうので、張り替えた方が良いです。
◆傷んだ外壁を、張り替えなければならないか、パテ補修で済むかは、その外壁板を見て判断します。
こういうように小さい穴が空いている外壁の場合は、張り替えなくても、パテで補修して塗装すれば(別途、パテ補修費用がかかりますが、張り替えるよりは安いですから)、料金をおさえて、外壁塗装ができます。