外壁塗装の色の調合はできない事と、色を決める締切日

外壁塗装の色の調合は原則としてできない

外壁塗装に使う塗料ペンキは、塗装職人が色を調合して作ることはありません。
塗装業者が、色の番号で、塗料メーカーや塗料問屋に発注します。
そうすると、塗料メーカーが番号ごとに作った色の塗料缶が、送られてきます。

※外壁塗装などの広い面積を塗る場合は、塗料も沢山の量が必要なので、大量のペンキを、色を調合して、均一な色に作ることは、現実問題としてできないからでしょう。

それに、色見本帳には何百種類ものカラー色があって、その番号ごとに、塗料メーカーの会社が色塗料を作っているのですから、塗装職人が色を調合して作る必要はありません。

破風や軒天や木部、金属部分などの色は、外壁の面積よりは狭いので、使う塗料も外壁用よりは少ないから、職人さんが調色することはありますが、それでも出来合いの色を使うことがほとんどです。

いろいろな色の塗料ペンキ

タッチアップなどの狭い箇所を塗る場合は、調色して(色を作って)、塗ります。
他には、外壁を塗ってから何年かして、外壁に傷が付いたり、部分的に手直しが必要になった場合で、前に使った塗料が無い場合は、色合わせして、塗料を作って塗ります。

色を決める締切日

施主が色を決める締切日は、塗装屋さんが色塗料を塗る5日前くらいです。
塗装職人が塗料メーカーや塗料問屋に発注して、塗装職人のところに配達されるのが2〜3日かかるので、土日などをはさんだり、何かアクシデントが起きてもいいように余裕を持つと、色塗料を塗る5日から一週間くらい前までに、色を決めて、塗装業者に伝えておくということになります。
※赤や青の原色などは、発注してからメーカーが塗料を作ることもあるので、職人のところに塗料が届くのが、発注してから一週間から10日くらいかかることもあります(あまり使われない、需要のない色は、メーカーも在庫を置いていないので)。

いろいろな色の塗料の缶

以上のことを見越して、塗装業者が、何日までに色を決めてくださいと言うので、その日までに、施主はメールなどで、色の番号を業者に伝えます。
塗装業者は、その色の品番で塗料メーカーや塗料問屋に、必要な量の塗料を発注して、手配するという流れになります。

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