木部の塗装 | 破風板や窓枠などの木を塗装する

家の外側の、木の部分を塗装します。

 木も腐食するので、木の表面を塗料でおおって、カバーして、保護する必要があります。
 そのために住宅の外にある木部に塗装します。

 家の外側の木部とは、破風板(屋根の下の垂直面の板)や、軒天(屋根が外側に突き出ている下の面)や、窓枠部分などがあります。
※破風板は、ガリバリウム鋼板などの錆びにくい金属板でおおって、木が腐食しないように、あるいは腐食しにくいように、あるいは腐食しても目立たないようにしている家もあります。
※軒天は、たいがい白く塗ってあります。外壁用のサイディング板を貼っている家もあります。

破風板の塗装が剥がれている・塗装前
◆破風板の塗装が剥がれています。

破風板に塗装中
◆破風に塗装しています。

破風板の塗装後
◆破風板の塗装後です。

 庇の枠の木部です。
ひさしの下の木の部分にサンドペーパーをかけて、ケレンして、下処理した
◆木の表面の汚れや腐食箇所を、サンドペーパーでこすって、金属ヘラで削ってケレンで落として、下地処理しました。

ひさしの下の木部分に塗装している
◆ひさしの木枠に塗装します。

 ラティスを塗装します。
ラティスの塗装前
◆玄関の外壁に取り付けられている木のラティスが、年月が経って、日光にさらされて、木の色があせて、くすんでいます。

ラティスの塗装後・キシラデコールという浸透させる塗料を塗った
◆キシラデコールという塗料を塗りました。この塗装は、塗料を塗っても木目がはっきり見えます。木の表面を保護することにもなります。

木の塗料の区別・浸透性か、造膜タイプか?

 木に塗装するときの塗料は、大きく分けて、木に染み込ませる浸透性の塗料か、
 木の表面に膜を作る造膜タイプの塗料に分かれます。

 先の写真のラティスは、浸透性の塗料(キシラデコール)を塗りました。
 浸透性の塗料を塗った理由は、
1・このラティスの新品時には、塗装されていなかったか、薄く浸透性の塗料が塗ってあって、木目が見えていて、その木目を活かしたいと思ったから。
2・家の外に置いてあるので、一年中太陽の光にさらされて、塗装が傷みやすい。
 塗装が傷むと、その塗料が造膜タイプのペンキだと、ペンキの表面がボロボロと剥がれてきて、見た目も汚くなります(一番上の破風板の画像がそのタイプです)。玄関に置く物なので、塗料がボロボロとまだらに剥がれているのは良くないので。
※このラティスは2010年頃に塗装したもので、その5年後に見たら、同じようにキレイなままでした。塗装が長持ちしていました。

◆浸透性の塗料と造膜タイプの塗料の、どちらを選べば良いのかは、木部がある場所や用途で決めます。
 塗装の長持ち具合は、造膜タイプのほうが少しだけ長持ちするようですが、どちらもほとんど同じくらいです。

◆造膜タイプの塗料を塗った木に、浸透性の塗装はできません。
 浸透性の塗料が木の内部に染み込もうとしても、表面にある造膜タイプの膜があって、浸透しようとするのを邪魔して、染み込ませないからです。

 表面のペンキの膜をすべて削り落とせば、浸透性の塗装ができるでしょうが、それは手間がかかりすぎて、現実的ではありません。それにサンドペーパーをかけたり、ケレンしたりすれば、表面が荒れてしまい、表面の木目を活かすことも現実的ではなくなりますから。
 ですので、造膜タイプの塗装がしてある物には、また造膜タイプの塗装をすることになります。

◆浸透性の塗装がしてある物には、造膜タイプの塗装はできます。

◆先にも書きましたが、塗膜を作る塗装をしたら、普通は、その木には、次からは浸透性の塗料は塗ることができない、造膜タイプの塗装を続ける、ということになります。

◆木の塗装を一番長持ちさせるには?
 浸透性の塗装をして、木に塗料を染み込ませて保護して、その浸透性の塗装が乾いたら、塗膜を張る塗料を塗れば、さらに表面を塗料でカバーして保護することになるので、理論上は一番長持ちします。
 浸透性の塗料には防カビ剤が入っているものもあります。

 ですが、浸透性の塗料を塗って、さらにその後に塗膜を形成するタイプの塗料を塗るのは、手間がかかりすぎて、塗料のお金もかかるので、現実的ではありません。塗装屋さんが商売でやったということは聞いたことがありません。私の不勉強かもしれませんが。
 個人のDIYなら、そういうふうにやっている人がいるかもしれません。

◆家の外回りの木の塗装で、浸透性の塗装をする物は、先のラティスや、ベランダなどがあります。
◆造膜タイプの塗装をする物は、玄関ドアや、窓の外枠や、破風板などがあります。ベランダも造膜タイプの塗装をすることも多いです。2回塗りをして、塗料の膜を厚くして、塗装を長持ちさせることができるのも理由でしょう。

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